桑の実

鈴木三重吉

のちに児童文学へ向かう鈴木三重吉の代表作で、身寄りのない娘おくみの日々を描く。大きな事件は起こらず、人々の暮らしと会話がゆるやかに流れていく小説である。漱石門下として出発した著者の、写生に徹した静かな文章が、そのまま作品の中身になっている。この作のあと著者は創作から離れ、児童雑誌「赤い鳥」の編集へ向かうことになる。

ジャンル: 小説・文学

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