破獄
吉村昭
四度の脱獄を果たした無期囚と看守を描いた吉村昭の記録小説。実在の事件を資料で押さえ、閉じ込める側と逃げる側の意地の張り合いとして戦中戦後を映す。移送されるたびに脱獄する男を、追い詰める看守たちの側からも描く二重の構成をとる。脱獄そのものより、人をどう扱えば人でいられるのかという問いが残る作品になっている。
ジャンル: 小説・文学
この本を薦めた人(1人)
- 皆川芳嗣(農林中金総合研究所理事長)が薦めた。出典: 日経新聞「リーダーの本棚」(BusinessBooks.jp 収録)
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