海岸線の歴史

松本健一

日本人のアイデンティティを海岸線から捉え直した松本健一の論考。古代から現代まで、埋め立てや干拓、砂浜の消失によって「海やまのあひだ」がどう変わってきたかを、各地の湊をたどりながら追う。鞆の浦の盛衰、北前船の母港の没落、林子平『海国兵談』が生んだ海防意識といった具体例が章ごとに置かれる。地図の輪郭そのものが動くという事実から、日本を海の側で考え直したい読者に向く。

ジャンル: 歴史・文明

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