海岸線の歴史
松本健一
日本人のアイデンティティを海岸線から捉え直した松本健一の論考。古代から現代まで、埋め立てや干拓、砂浜の消失によって「海やまのあひだ」がどう変わってきたかを、各地の湊をたどりながら追う。鞆の浦の盛衰、北前船の母港の没落、林子平『海国兵談』が生んだ海防意識といった具体例が章ごとに置かれる。地図の輪郭そのものが動くという事実から、日本を海の側で考え直したい読者に向く。
ジャンル: 歴史・文明
この本を薦めた人(1人)
- 村木厚子(全国社会福祉協議会会長)が薦めた。
マニアックな歴史ものは新たな視点で日本を見つめることができて面白いですね
出典: 日経WOMAN/NIKKEI STYLE「元厚労省局長 村木厚子さんの拘置所生活を支えた150冊の本」(2011年1月9日)