ねじまき鳥クロニクル

村上春樹

猫に続いて妻のクミコが姿を消した岡田トオルが、失われたものを探して日常の裂け目に降りていく村上春樹の長編小説。近所の空き家の井戸の底にこもる主人公の周りに、義兄の綿谷ノボルや少女笠原メイらが現れ、話は歴史の暴力へつながっていく。元軍人の間宮中尉が語るノモンハンとモンゴルの記憶、皮剥ぎの場面が物語の底を支える。個人の喪失と国家の暴力を一本の線で結ぶ構成で、村上春樹の代表作とされてきた。

ジャンル: 小説・文学

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