金瓶梅

笑笑生、小野忍・千田九一訳

『水滸伝』の一挿話から生まれた中国四大奇書の一つ。生薬屋の西門慶が金の力で妻妾を増やし、役人と結びつき、やがて身を滅ぼすまでを、色と金の日々として書き尽くす。英雄も怪異も登場せず、市井の家庭の内側だけで物語が進む点が、それ以前の中国小説と決定的に違う。明代の暮らしぶりを細部まで残した風俗史としても読まれてきた。

ジャンル: 小説・文学

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