山縣有朋の挫折
松元崇
山縣有朋が築いた地方自治の仕組みを軸に、近代日本の統治を読み直した歴史書。副題は「誰がための地方自治改革」で、住民が自ら治めるためというより、政党の影響が地方行政に及ぶのを防ぐために設計された制度だったと論じる。財政官僚出身の著者が、税と財源の配分という側面から明治の地方制度を検証し、そこに組み込まれた矛盾を洗い出す。中央と地方の関係が今も抱える問題の出どころを示す。
ジャンル: 歴史・文明
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- 山口祥義(佐賀県知事)が薦めた。出典: 日本経済新聞 リーダーの本棚