人間であること

時実利彦

脳生理学者が、人間を人間たらしめているものは何かを脳のはたらきから論じた岩波新書。神経系のしくみから説き起こし、後半では文化や教育、芸術までを脳の側から扱う。群れて生きる本能と情動をつかさどる大脳辺縁系と、よく生きることを求める新皮質が、一つの脳に同居する矛盾を軸に据える。人間の条件を思想ではなく科学の言葉で問い直した一冊になっている。

ジャンル: 心理・行動

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