善と悪の生物学

ロバート・M・サポルスキー

スタンフォード大学の神経科学者が、人間の善行と悪行の由来を生物学の全層から説き明かした大著。行動の一秒前の脳、数分前のホルモン、幼少期の環境、文化、進化史へと時間を遡る構成で、単一の原因では何も説明できないことを示す。「我々と彼ら」を分ける心理を扱う章では、集団間の敵意がいかに簡単に生まれ、いかに変えうるかを論じる。脳科学と社会の問題を結びつけて考えたい読者に向けた、分厚いが平明な本である。

ジャンル: 科学・数学

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