記憶術と書物 中世ヨーロッパの情報文化
メアリー・カラザース
中世ヨーロッパにおける記憶の役割を解明した研究書。書物が貴重だった時代、読むこととは覚えることであり、学識ある人間の頭の中に文章の蔵があったことを写本や修道院の実践から示す。場所に像を置いて覚える古典的な記憶術が、聖書の読解や説教の組み立てにどう使われたかが具体的に分析される。記憶力と天才が同じものとされていた時代の、思考の形そのものが見えてくる。
ジャンル: 歴史・文明
この本を薦めた人(1人)
- ジョシュア・フォア(『ごく平凡な記憶力の私が1年で全米記憶力チャンピオンになれた理由』著者)が薦めた。出典: 本人インタビュー(Five Books「記憶に関するベスト5冊」)
ジョシュア・フォアが薦めた他の本
- 『記憶術』(フランセス・A・イエイツ)
- 偉大な記憶力の物語 ある記憶術者の精神生活(A・R・ルリヤ)
- 記憶の比喩 心の概念に関する歴史(ダウエ・ドラーイスマ)