帰還 父と息子を分かつ国
ヒシャーム・マタール
カダフィ政権に拉致され消息を絶った父を探し、故国リビアへ戻った作家の記録。反体制運動の指導者だった父が一九九〇年に連れ去られ、政権の崩壊後に息子が故郷の土を踏むまでを綴る。イタリア支配に抗した祖父の話や、絵画に重ねて語られる心情など、家族史と美術と建築が交錯する。ピュリッツァー賞伝記部門を受賞し、一国の暴力が一人の旅に凝縮されていく。
ジャンル: ノンフィクション
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- カズオ・イシグロ(ノーベル文学賞作家・『日の名残り』著者)が薦めた。出典: The Guardian 夏のおすすめ本(イシグロ選)