五重塔
幸田露伴
明治期に書かれた幸田露伴の中編小説。腕はあるが世渡りの下手な大工「のっそり十兵衛」が、周囲の反発を押し切って五重塔を建て上げる姿を、格調高い擬古文で描く。恩人である親方の源太と仕事を奪い合う葛藤と、完成した塔を襲う暴風雨の一夜が山場になる。職人が仕事に何を懸けるのかを描いた作品として、近代文学のなかで独特の位置を占める。
ジャンル: 小説・文学
この本を薦めた人(1人)
- 宇野郁夫(日本生命保険相互会社 相談役)が薦めた。
良書は、いつの時代でも普遍的な価値を持っています。
出典: PRESIDENT「勇気をくれた!永遠の60冊」宇野郁夫―「青春、昼、老年、そして夜」 2009年2月2日号
宇野郁夫が薦めた他の本
- 地中海(フェルナン・ブローデル/浜名優美 訳)
- 二十世紀を見抜いた男(長部日出雄)
- 思想のドラマトゥルギー(林達夫・久野収)
- 草の葉(ウォルト・ホイットマン)