精神の氷点
大西巨人
大西巨人が一九四九年に発表した処女長篇。復員して二か月の青年・水村宏紀が焼け跡の故郷に戻り、かつて関わった女性と再会して、自らの過去と向き合う。戦争で死にきれなかった男のエゴと虚無が、巻き込まれた女の側の傷とともに冷たい筆致で書き込まれる。半世紀を経て復刊され、のちの『神聖喜劇』へつながる出発点として読まれている。
ジャンル: 小説・文学
この本を薦めた人(1人)
- 成田悠輔(経済学者 / イェール大学 助教授)が薦めた。出典: 成田修造X投稿「成田修造が兄 悠輔から14歳の時にもらった読書リスト」
成田悠輔が薦めた他の本
- 神聖喜劇(大西巨人)
- 桶川ストーカー殺人事件―遺言(清水潔)
- 意味の変容(森敦)
- グレープフルーツ・ジュース(オノ・ヨーコ)
- 『革命論集』(アントニオ・グラムシ)
- 『独立国家のつくりかた』(坂口恭平)