カントとカモノハシ

ウンベルト・エーコ

既存のどの分類にも収まらないカモノハシを手がかりに、人はものをどう認識し名づけるのかを問う記号論の書。記号は世界をそのまま写すのではなく、認知の型を先に作って対象を切り分けているという立場から論じる。マルコ・ポーロがサイを見て一角獣と呼んだ例など、手持ちの枠に収まらない対象と出会う場面が繰り返し取り上げられる。エーコの記号論を、認識論の側から読み直したい読者に向く。

ジャンル: 哲学・思想

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