小さな場所

ジャメイカ・キンケイド

カリブ海の島アンティグアを、島出身の作家が観光客に向けて語る散文。降り立った旅行者に二人称で語りかける形を取り、風景を消費する側とそこで生きる側の断絶を突きつける。地震で壊れた図書館が何年も直されないまま放置されている光景が、植民地支配の遺産と独立後の腐敗の両方を映す象徴として繰り返し語られる。観光という行為が何の上に成り立っているかを問い直す一冊。

ジャンル: ノンフィクション

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