小説ヤマト運輸

高杉良

宅急便を生んだヤマト運輸を描いた経済小説。企業向けの大口輸送に頼っていた会社が、採算が取れないと言われた個人向け宅配へ全社を賭けて転換していく過程を追う。集配網を作り込む現場の苦労と並んで、路線免許をめぐって監督官庁と正面から争い、行政訴訟にまで踏み込む場面が物語の山になる。既存の商売を捨てて新しい市場を作る決断が、どういう抵抗を伴うかが具体的に描かれる。

ジャンル: 小説・文学

この本を薦めた人(1人)

澤上篤人が薦めた他の本