海は甦える
江藤淳
明治日本が近代海軍を築き上げていく過程を、山本権兵衛を軸に描いたノンフィクション。薩摩出身の一士官が海軍を組織として作り替え、日清・日露へ向かう時代の艦隊を整えるまでを、資料に沿って追う。政治と軍事、藩閥と実務のあいだで下された判断が、個人の伝記としてではなく国家の選択として書かれている。文芸批評家である著者が、近代日本の成り立ちそのものへ踏み込んだ長編にあたる。
ジャンル: 伝記・評伝
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