斜陽

太宰治

敗戦後に没落していく華族の家族を描いた太宰治の長編。滅びゆく母と、恋と革命に賭ける娘かず子の対比が、斜陽族という言葉まで生んだ。麻薬に溺れる弟の直治、かず子が想いを寄せる作家の上原を加えた四人が、それぞれ違う形で戦後の価値の崩壊を引き受ける。旧い世界が終わる時代に何を信じて生きるかという問いが、いまも読者を捉える。

ジャンル: 小説・文学

この本を薦めた人(1人)

南場智子が薦めた他の本