岡倉天心「茶の本」をよむ
田中仙堂
岡倉天心『茶の本』を時代背景とともに読み解く解説書。天心が英語で書いた明治末の状況を押さえながら、茶室や生け花、茶人の系譜を扱う各章が何を主張しているのかを順に解きほぐす。茶道の家に育ち茶道学会を率いる著者が、天心の記述のうちどこが実際の茶の湯に即し、どこが西洋の読者を意識した構成なのかを指摘する。自国の文化を外の文脈に置き直す営みの面白さが伝わる。
ジャンル: デザイン・芸術
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