大和古寺風物誌

亀井勝一郎

文芸評論家が奈良の古寺と仏像を訪ね歩いた随想。法隆寺や中宮寺、薬師寺、唐招提寺を巡りながら、仏像を美術品としてではなく信仰の対象として見ることの意味を問い続ける。中宮寺の半跏思惟像に向き合う一章では、その微笑の前で自分の内面が試されるように書かれている。戦時下に書き継がれた文章であり、古美術への傾倒が精神の危機と切り離せない形で残されている。

ジャンル: デザイン・芸術

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