『ボリス・ダヴィドヴィチの墓』
ダニロ・キシュ
革命と粛清に呑まれた人々を描く七編の連作短編集。中欧・東欧の革命家たちが、自らの信じた体制によって消されていく過程を、事典や調書のような乾いた文体で記録する。実在の資料を思わせる注や出典が付されるが人物の多くは創作で、史実と虚構の境が意図的に曖昧にされている。全体主義が個人の記憶ごと人を消す手つきを、形式そのもので示した作品。
ジャンル: 小説・文学
この本を薦めた人(1人)
- カテリーナ・フェイク(Flickr 共同創業者)が薦めた。出典: インタビュー(Tim Ferriss Show #360)
カテリーナ・フェイクが薦めた他の本
- チェルノブイリの祈り(スベトラーナ・アレクシエービッチ)
- 移民たち(W・G・ゼーバルト)
- 出島の千の秋(デイヴィッド・ミッチェル)
- オデュッセイア(ホメロス)
- 『イーサン・フローム』(イーディス・ウォートン)
- 伝奇集(ホルヘ・ルイス・ボルヘス)