本当の戦争の話をしよう

ティム・オブライエン

ベトナム戦争に従軍した作家が、自身と同名の語り手を置いて戦場と帰還後の記憶を描いた連作短編集。兵士たちが携えた品物を列挙する冒頭の「兵士たちの荷物」から始まり、戦友の死、戦場の少女、戦後に語り直される物語が、事実と虚構の境目を揺らしながら重ねられる。表題作では、本当の戦争の話は道徳を含まず、信じられない話ほど真実に近いと語り手が繰り返す。「語ること」自体を主題にした戦争文学として読まれている。

ジャンル: 小説・文学

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