ブルーノの問題
アレクサンダル・ヘモン、柴田元幸・秋草俊一郎 編訳
ボスニア出身の作家が英語で書いた最初期の短編集。内戦で故郷に帰れなくなった者の視点から、サラエヴォと亡命先のアメリカを往復する記憶を、虚実の混じる語りで描く。断片を並べて偽の評伝を組み立てる「アルフォンス・カウダースの生涯と作品」や、包囲下の街からの手紙で綴る「コイン」を収める。母語を手放した書き手が別の言語で過去を語り直す試みとして読まれてきた。
ジャンル: 小説・文学
この本を薦めた人(1人)
- ジョナサン・サフラン・フォア(『エブリシング・イズ・イルミネイテッド』著者)が薦めた。出典: Strand Book Store「Author's Bookshelf: Jonathan Safran Foer」(2016年、本人が選んだ愛読書50冊。原書 The Question of Bruno)
ジョナサン・サフラン・フォアが薦めた他の本
- 『肉桂色の店』(英題: The Street of Crocodiles)(ブルーノ・シュルツ)
- 地球に住めなくなる日 「気候崩壊」の避けられない真実(デイビッド・ウォレス・ウェルズ)
- 地下鉄道(コルソン・ホワイトヘッド)
- マイロのふしぎな冒険(ノートン・ジャスター)
- 恥辱(J・M・クッツェー)
- ガラテイア2.2(リチャード・パワーズ、若島正 訳)