族長の秋
G・ガルシア=マルケス、鼓直 訳
架空のカリブ海の国に君臨する老独裁者を描いた長編小説。権力を握り続けた男が誰も信じられなくなり、孤独に腐っていく姿を、民衆の噂話として何度も語り直す。大統領官邸に禿鷹が入り込み朽ちた死体が見つかる場面から始まり、その死をめぐって時間が巻き戻される。句点の少ない渦のような文体で、語り手が段落の途中で入れ替わっていく書き方が全体を貫く。
ジャンル: 小説・文学
この本を薦めた人(1人)
- ジョナサン・サフラン・フォア(『エブリシング・イズ・イルミネイテッド』著者)が薦めた。出典: Strand Book Store「Author's Bookshelf: Jonathan Safran Foer」(2016年、本人が選んだ愛読書50冊。原書 The Autumn of the Patriarch)
ジョナサン・サフラン・フォアが薦めた他の本
- 『肉桂色の店』(英題: The Street of Crocodiles)(ブルーノ・シュルツ)
- 地球に住めなくなる日 「気候崩壊」の避けられない真実(デイビッド・ウォレス・ウェルズ)
- 地下鉄道(コルソン・ホワイトヘッド)
- マイロのふしぎな冒険(ノートン・ジャスター)
- 恥辱(J・M・クッツェー)
- ガラテイア2.2(リチャード・パワーズ、若島正 訳)