李陵・山月記

中島敦

中島敦の代表作を収めた短編集。詩人として名を成せず虎に変じた男や、匈奴に降った将軍を通して、自尊心と運命の折り合いのつかなさを描く。「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」という山月記の一句が、この作家の主題をそのまま言い当てている。漢文の素養に支えられた硬質な文章は、教科書で出会ったあとも読み返される。

ジャンル: 小説・文学

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