ボルツマンの原子 理論物理学の夜明け

デイヴィッド・リンドリー

原子の実在をめぐって闘い続けた物理学者ボルツマンの評伝。原子が仮説にすぎないとされた時代に、分子の運動から熱と確率を結びつけ、統計力学の骨格をつくった仕事を追う。エネルギー論を掲げるマッハやオストヴァルトとの論争、可逆性や再帰をめぐる反論への応答が話の中心になる。原子論が勝つ直前に自ら命を絶った生涯を通し、十九世紀末の物理学の転換が描かれる。

ジャンル: 科学・数学

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