無常という事

小林秀雄

小林秀雄が古典と歴史を論じた短編評論集。歴史とは資料から解釈して組み立てるものではなく、失われたものを痛切に思い出す働きだという見方を、短い文章の積み重ねで示す。表題作は『一言芳談抄』の一節を引くところから始まり、「当麻」「西行」「実朝」「平家物語」などが並ぶ。断定と省略の多い文体そのものが、後の日本の批評の型をつくった。

ジャンル: 哲学・思想

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