『理由と人格 非人格性の倫理へ』

デレク・パーフィット

人格の同一性と倫理を、思考実験によって組み直した20世紀倫理学の主著。自己の利益を最大化するという常識的な理論が自壊することを示し、次いで同じ人物であり続けること自体は思われているほど重要ではないと論じる。転送装置で身体を複製する例や脳を分割する例を使い、人格を心理的な連続性の束として捉え直す議論が中核にある。最終部では、まだ存在しない未来世代への責任という難問を提出する。

ジャンル: 哲学・思想

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