春の雪(豊饒の海・第一巻)

三島由紀夫

明治末の貴族社会を舞台にした悲恋を描く『豊饒の海』四部作の開幕作。侯爵家の子息・松枝清顕が、幼なじみの綾倉聡子と結ばれぬまま、彼女が宮家との婚約を結んだ後になって激しく求め合う。友人の本多繁邦が見届け役に立ち、清顕の残す夢の日記と輪廻転生の主題が、続く三巻をつなぐ糸として置かれる。三島が自決の日に最終巻を渡した長編の入り口として、四部作全体の色を決めている。

ジャンル: 小説・文学

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