朝が来る

辻村深月

特別養子縁組で息子を迎えた夫婦のもとに、産みの母を名乗る声が届く物語。前半は不妊治療の末に子を迎えるまでの夫婦の時間、後半は中学生で妊娠し子を手放した少女の時間が語られる。同じ出来事が二つの側から書き直されることで、どちらの事情も切り捨てられずに並ぶ。血の繋がりと育てることの関係を、裁かずに書き切った長編である。

ジャンル: 小説・文学

この本を薦めた人(1人)

大木優紀が薦めた他の本