「敗者」の精神史

山口昌男

明治維新に敗れた側から近代日本を読み直した文化史。旧幕臣や賊軍とされた人々の足跡を追い、敗者が文化の担い手となっていく過程を描く。淡島椿岳、大橋佐平、土田杏村、吉野作造と明治文化研究会など、正史から外れた人物の交友網をたどる。中心ではなく周縁に目を向ける視座が、近代日本のもうひとつの姿を浮かび上がらせる。

ジャンル: 歴史・文明