天災と国防

寺田寅彦

物理学者・寺田寅彦の災害をめぐる随筆集。地震や津波を科学者の目で観察しながら、文明が進むほど天然の暴威による災害は激烈になる、と説いた表題作を収める。人は災害の記憶を保てず、被害の記録が代を越えて受け継がれないことを繰り返し書き、国防と同じ重さで備えを論じた。「天災は忘れた頃にやってくる」が彼の言葉として伝わるほど、その主張は引かれ続けている。

ジャンル: 科学・数学

この本を薦めた人(1人)