流転の海

宮本輝

宮本輝が自らの父をモデルに書き継いだ大河小説の第一部。敗戦後の大阪で、五十歳にして長男を得た松坂熊吾が、闇市まじりの商売と人間関係の渦のなかを生き抜いていく。豪気で情に厚く、同時に激しやすい熊吾の性格が、事業を広げもすれば壊しもする。第一部の刊行から完結まで三十七年、全九部を要した長い仕事の出発点にあたる。

ジャンル: 小説・文学

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