一杯のかけそば

栗良平

大晦日の蕎麦屋で一杯のかけそばを分け合う母子を描いた短編。閉店間際に現れた母と二人の息子に、店主は黙って麺を増やして出し、それが何年か続いたのちに一家は姿を見せなくなる。歳月を経て親子が同じ席に戻ってくる場面で話が閉じる。朗読を通じて一九八〇年代末に爆発的に広まり、社会現象と呼ばれるまでになった。

ジャンル: 小説・文学

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